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10 10年経っても
まだまだ成長中
ヤマトが築いてきた
資産から
新しいビジネスを
生み出していく。

Y.O
イノベーション推進部
フードマーケット事業推進チーム
2011年入社/社会学部卒

仕事の効率化、新規事業の
立ち上げなど、
企画を通して
会社の成長を支えてきた。

「私のキャリアは、企画一筋と言ってもいいほど様々な部門で企画に携わってきました」そう話すY.Oが初めて企画に携わったのは入社1年目の終わりに配属された関西地域から。セールスドライバーが営業をしやすくするには何が必要かを必死に考え企画を練っていました」その後、本社に異動になったY.Oは、大型のプロジェクトを担当することに。内容は輸送商品のリニューアル。お客さまはどういったサービスを求めていて、運ぶものは何が主流なのか?効率よく運ぶには、どのような規格がベストか?利用を促進するためにできることはないか?など、初めての視点で物流と向き合ってきた。
その次に担当したプロジェクトは外部のパートナー会社との連携強化。ヤマト運輸はセールスドライバーを主体とした自社ネットワークとともに様々なパートナー会社と連携し宅急便ネットワークを構築してきた。Y.Oたちは当時需要が増えていたECで購入した商品の配送業務に着目し、『EAZY』というEC商品の配達に特化した配送システムのベースを作り上げた。その後『EAZY』は商品化、大手のECサイトとも連携を開始。「まさか自分たちの企画が事業部化し、他社を巻き込むほどのスケールに育つとは思ってもいませんでした。社員の企画が会社を動かすこともある。ヤマト運輸ってそんな面白みのある会社なんですよね」

Y.O

全国の生産者と飲食店を
ダイレクトに結ぶ
ヤマト発のECサイトを企画。

現在、Y.Oはイノベーション推進部に所属し、自身が発案から携わっているプロジェクトの事業化に取り組む。プロジェクトの始まりは、ヤマトがこれまでに築いてきた全国各地の生産者とのネットワークを活用して、何か新しいビジネスをスタートできないか?という経営層からのオーダーからだった。「いかにして商流を自分たちで生み出すかが企画の鍵でした」そう語るY.Oたちが、もっとも大切にしたことは生産者へのヒアリングだったという。そこで得た声をもとに企画の立案と検証を繰り返した。「生産者さんと直接繋がっている関係性と、独自のネットワークが生み出すスピーディーな配送力が、やはり私たちの強みなのです。それを活かし、鮮度の関係で市場に出回らない産物や、旬の食材をいち早く手に入れられるECサイトをヤマト運輸が立ち上げました」。
この仕組みはまだ東京都内の9区に店舗を構える飲食店に限定したサービスだが、利用範囲を広げていくことが今のテーマ。「利用者を増やすこと、商品の運び方の効率をさらに上げること、サイトのUI(ユーザーインターフェース)を改善することなど、課題はたくさんあります。それらをひとつずつクリアして、身につけた知識と経験をもとに、また新たな企画を立ち上げることが個人的な目標です」

Y.O

これからの私のキャリアが、
ヤマト運輸のダイバーシティを高めることに繋がるかもしれない。

企画の第一線を走り続けるY.Oは、プレーヤーであると同時に様々な顔を持っている。チームを引っ張るリーダーであり、一児の母親であり、海外出身者でもある。「リーダーになったのは、2017年です。それ以降は自分の業務と並行しながら、メンバーの育成にも力を入れています。メンバーとの対話を大切にしていて、毎日15分はメンバーと話すようにしています。会話する内容は仕事の進捗や日常の些細なことまでと多様で、ちょっとした会話から仕事の種が見つかることもあります。当然それだけではなく、相手を知ることで、次はこんな挑戦をしようなど、キャリアを一緒に考えることもできています。」この習慣は、子どもが産まれ勤務時間を短くしている現在も続けているそうだ。
これらの要素を持つ自分だからこそ、同じような境遇の人がヤマト運輸に入ってきたとき、参考になるようなキャリアを築いていくのが私の役目だとY.Oは言う。
「時短勤務を経験して感じたことは、制度の充実はもちろんですが、育児をする社員に対して理解のある会社だということ。私の勤務体制に併せてミーティングを調整してくれたり、勤務時間外に問い合わせがあった場合は、同じチームのメンバーが自然とフォローをしてくれたりしています。フルタイム勤務に復帰した際は、携わり続けてきた企画の力を伸ばしつつも、最終的には経営に携わる立場になりたいです。もしかすると私のこれからのキャリアが、ヤマト運輸のダイバーシティを高めることに繋がるかもしれない。そう思うとこれからの仕事に対するモチベーションは上がりますね」

Y.O

※取材内容/所属部署・役職は2022年10月当時のものです。