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06 私の挑戦 後に続く女性社員の
ロールモデルになりたい。

Y.K
北信越統括 金沢主管支店
金沢法人営業支店 法人支店長
2016年入社/人間科学部卒

入社前から胸に抱いていた目標。
それは「管理職」に
なることだった。

現在、若くして金沢法人支店の支店長を務めるY.Kは、入社前から明確な目標を胸に抱いて就活に臨んでいた。それは早い時期に管理職のポストに就くことだった。
「私が管理職を目指したのは、組織をまとめて仕事を動かす醍醐味、やりがいを手にしたいという想いに加え、管理職を目指すうえで考えや行動が自身の成長に繋がると思ったからです。私は大学で地域活性化に関わる分野を専攻しましたが、管理職になればそのような取り組みも可能になるのではないかとも思いました。物流業界は女性管理職の数は決して多くありません。男性中心の業界というイメージも強いと思います。しかし私の就活時、ヤマト運輸の採用担当者から年次・性別に関係なく評価をする会社という話を聞きました。自身の努力が報われ、成果を正当に評価される会社と感じて入社を決めました」
こうして入社したY.Kは営業の現場からキャリアをスタートさせたが、大きな転機が訪れたのは、入社3年目のことだった。

Y.K

生産性向上の取り組み。
入社5年目で営業所長に抜擢。

入社3年目にY.Kは、金沢主管支店センター経営推進課に配属される。この部署は、組織再編によって設立されたばかりだった。メンバーは上司とY.Kの二人。
「何をすればいいのか」。
手探りの中で業務はスタートした。上司と検討を重ねる中、Y.Kが着手したのが営業所などの現場部門の生産性向上である。セールスドライバーが使用する業務端末を、第8次NEKOシステム(8NEKO)と呼ばれるタブレット端末に一新し、日々の業務を効率化。それにより営業所全体の生産性を向上させるというものだが、そう簡単にはことは進まなかったという。
「8NEKOへの移行は全社的な取り組みですが、進捗は芳しくありませんでした。営業所では、何か新たな取り組みを始める際、お客さまのためになり、かつ働いている社員の業務の効率化などメリットが感じられるものでないと容易に浸透しないからです。私たちは、新たな業務端末の利用によって、いかに日々の業務が効率化できるか、主管支店内に専用のポータルサイトを構築し、セールスドライバーと私たちの情報連携をスムーズにするなど、粘り強く情報提供しつつ、理解を求めていきました。その結果、金沢主管支店内の営業所では、8NEKO導入率を100%にすることができたのです。これにより、主管支店全体の業務効率や生産性の向上に大きく寄与できた手応えがありました」。
この時期、Y.Kは管理職になるための試験を受験して合格。小松営業所の副所長を経て、金沢壮の里営業所の所長に抜擢された(いずれも金沢主管支店管轄)。入社前から目指していた管理職のポストに就くという目標が、入社5年目にして達成されることになった。

Y.K

法人部門の収益向上が
ミッション。
みんなで頑張れる環境をつくる。

営業所長を務めたのは、約1年半。Y.Kは新たなポストに着任した。それが現在の金沢法人営業支店の法人支店長である。2022年4月のことだった。
「入社以来、常に新しいことへの挑戦の連続でしたが、現在の業務は同じ配送サービスでも、法人企業が対象であり、今までとは全く異なる環境です。文字通りの挑戦であることを実感しています。法人支店マネージャーの業務は多岐にわたりますが、最大のミッションは収益の向上にほかなりません。そのためには厳しい競合の中、価格競争に陥ることなく、他社にはないヤマトのサービスの優位性(配送スピードや保管倉庫のような社内のリソースを活用することによる課題解決力等)をお客さまに訴求し、大口の顧客を獲得することを目指しています」
Y.Kはその実践に向けて、「みんなで頑張れる環境」を作ることに力を注いでいる。メンバーの言葉に耳を傾け、一緒に行動する。その地道な積み重ねが、成果に繋がることを確信している。そんなY.Kの今後の自身の目標も明確だ。
「私がロールモデルとなることで、単に女性が活躍するだけでなく、管理職を目指し、多くの女性管理職が生まれる素地を作っていきたい。仕事もプライベートも充実させ、後に続く女性社員から憧れを持ってもらえる女性管理職へ成長したいと思っています」

Y.K

※取材内容/所属部署・役職は2022年10月当時のものです。