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07 8年前には想像できなかった
私がいる。
責任感とおもしろさ、
その2つがあるから
ヤマトの仕事はやりがいがある。

E.I
輸配送オペレーションシステム部
ラストマイルオペレーションシステム企画グループ
ラストマイル稼働設計
システムエンジニアリングチーム
2015年入社/法学部卒

ベテランドライバーの思考を
「見える化」して、
集配業務の
効率化を目指しています。

ヤマト運輸には6万人を超えるセールスドライバーが所属しており、日々の物流を支えている。集配のルートや届ける順番をセールスドライバー自身の経験や勘だけに頼るのではなく、可能な限り均一化、平準化して集配業務の効率化を推進すること。ヤマト運輸は、長年にわたってこの業務効率化に取り組んできた。
「私が活用推進のリーダーを務めている第8次NEKOシステム(8NEKO)の集配支援機能は、タブレット端末に集配先を入力すれば一番効率よく回れるルートを提示してくれます。これを使えば新人ドライバーでも、街を知り尽くしたベテランドライバーと同じように効率よく動くことができるのです。時短を重視しているだけではなく、走行距離やガソリンの消費量、安全性の観点も加味されたベストなルートを導き出してくれます」
ただ、優れた機能を持っていながらも、セールスドライバーの使用率はなかなか上がらなかった。「使用前と使用後のデータを揃え利用するメリットを説明したり、集配支援機能の利用に長けたセールスドライバーを認定する制度を設けたり、主管支店や地域の担当者と研修会を実施したりと、全国各地に赴きました」。新たな習慣を根付けることの難しさをE.Iは痛感したそうだが、同時に得るものもあった。「集配支援機能の活用推進の浸透で初めてリーダーを経験でき、自分がやらないといけないという仕事への責任感が芽生えました。この導入を通して、未来の集配業務を少しでも良い方向に進めることが今の私の目標です」。

E.I

考え方を少し変えてみると
仕事がすごく
おもしろくなった。

E.Iは集配支援機能の活用推進に携わるまでは、北東京主管支店で営業所の業務推進に携わっていた。「北東京主管支店には、入社してから2年間在籍していました。当時の私は指示されたことを卒なくこなすタイプの働き方をしていました。今振り返ると、仕事のやりがいを感じられていなかったですし、働くってこんなものなんだと思っていたような気がします」。
そんなE.Iの意識が変わったのは、本社へ異動してからだ。「当時の上司に『担当している仕事の目的や、誰に何をしてほしい内容なのか、どう伝えると効率よく進むかを考えてみたら、仕事っておもしろいよ』とアドバイスを受けました。そのとき漠然と仕事っておもしろそうかもと思えたのです」。
そこからは、案件が発生するたびに、目的・目標と現状を整理して、その間の溝をどう埋めていくかを考えるようになった。「まだまだアドバイスの全てを実践できているわけではありませんが、今の私には欠かせない思考方法です」。新しい業務への挑戦や人との出会いなど、様々なところに成長のきっかけがある。それもヤマト運輸のよさだとE.Iは語ってくれた。

E.I

目の前のことに全力を。
子育ても、仕事も
後悔したくないから。

チームのリーダーを務めるE.Iは、2児の母親でもある。「1歳と3歳の子どもがいて、在宅勤務をベースに週5日、6時間勤務で働いています。これまでに育休を2回経験したのですが、初めての復帰では自分のモチベーションを維持する難しさを痛感しました。『よし!頑張るぞ!』と仕事に取り掛かっても子どもの関係などで予想外のことが起き、仕事の続きを同僚に依頼することがよくありました。満足のいく仕事の進め方ができずにいたのです」。
会社の制度や周囲の社員からのサポートは充実しているものの、自分の納得いく仕事をできず、モチベーションを維持するのが難しい時期があったとE.Iは言う。「両立の鍵を握るのは、自分自身の姿勢なのだと思っています。子育てと仕事のどちらにも後悔したくないから、目の前のことに精一杯取り掛かる。それが私の出した答えです。そう決めてからは、引き継ぎをお願いしないといけない時も『ここまでは全力で進めたからあとはお願い!』と気持ちよく依頼することができています」。
置かれている状況に関係なく自分のスタイルを模索でき、周囲も尊重してくれるのがヤマト運輸の良いところだとE.Iは言う。「フルタイムに復帰したら、さらにお互いを尊重し合える環境を自分が率先して作っていきたいと思っています」。

E.I

※取材内容/所属部署・役職は2022年10月当時のものです。