10Faces画像

03 もう新人ではない
4年目のわたし。
新規案件の立ち上げを
支える
プロフェッショナルを目指しています。

M.N
東京統括
羽田主管支店
羽田メディカルセンター
2019年入社/経済学部卒

現場は生き物のように常に変化しています。
ロジスティクスの基礎を学んだ新人時代。

大学時代、経済学部に所属していたM.Nは、日米欧における生産システムの比較や自動輸送などをテーマに研究に取り組んでいた。「物流は、生活に欠かせないインフラとして暮らしに定着しています。一見、完成されているようにみえるのですが、研究を通し、まだまだ改善、進化の余地があることに気づきました。その成長を自分が推し進めたいという大きな目標を持ち、物流業界を目指しました」。
就職先をヤマト運輸に決めた理由は、ヤマト運輸で働く社員から受けた印象だとM.Nは言う。「自分が宅急便を利用したとき、セールスドライバーの対応が非常に良く、ヤマトには好感を持っていました」。入社してすぐに配属されたのは、医薬品などのロジスティクスを行う羽田メディカルセンターだ。外資系の化粧品メーカーの担当となり、ECの運用に携わり始めた。「はじめは、倉庫にはどのような業務があり、人と商品がどのように動くのかを理解するために、現場で梱包作業やピッキングのリーダーを務めました。入社して1年半が経ったころには運用全体の管理業務も経験し、ECを運用する一連の業務を知ることができました」。EC運用と物流の基礎を身につけ終わったころ、M.Nは転機を迎えるのだった。

M.N

プロジェクトの立ち上げや、
出向など、
様々な経験を積み、
一人前の担当者に。

「私が外資系化粧品メーカーの担当をしはじめた当初、ヤマト運輸の受託業務は、ECサイトで受注した商品の発送のみに限られていました。担当して2年が経ったころ、全国各地にある店舗や、契約しているホテルへの輸送のほぼすべてをヤマト運輸が担うことになったのです」。大型受注案件として社内でプロジェクトチームが組成。これまでの実績を評価されM.Nが参加することになった。
まずはピッキングや梱包などの倉庫内で行う業務のオペレーションづくりから始めた。「お客さまの特徴として、薬事ラベルを必ず貼ることや、複数のアイテムを組み合わせて1つの商品にするキッティングという業務があり、オペレーションづくりは大変でした。梱包台を設置する位置ひとつで、大幅に作業効率が変わるので、これまで経験した現場の感覚を蘇らせながら、一つひとつ丁寧にオペレーション化していきました」。しかし、チームが思い描く完璧なオペレーションはすぐには実現できなかったそうだ。「どこに原因があるのかをしっかりと把握するため、お客さまの元へ駐在できないか?とチームから私に打診がありました。私は迷わず承諾。完璧なオペレーションを目指すには、よりお客さまと同じ目線で働く必要があると感じていたからです。もちろん、ヤマトを代表してお客さまのもとに駐在することにプレッシャーを感じました。一方で、他業種の仕事を内側から見ることは、知見を広げられるいい機会だとも感じていたのを覚えています」。

M.N

現場改善のスキルをベースに、
新規案件を立ち上げる
プロになる。

お客さまのロジスティクス部門の一員となったM.Nはまず、業務内容を詳しく把握することからはじめたという。「お客さまの物流には、販売店舗向け、卸売向け、EC関連にくわえ、返品などのイレギュラーな対応など様々な業務がたくさんありました。駐在したおかげでお客さまの業務を隅々まで理解でき、ヤマト運輸に求めていることを正確に把握できました」
駐在の収穫はそれだけではなかったとM.Nは言う。「ヤマト運輸を外から見ることができ、これからのキャリアを具体的に描けるようになりました。それはロジスティクスの新規立ち上げに関する知識と知見を豊富に持った人材になることです。身につけたスキルを基に領域を広げていきたいと考えています」。
目標を実現するためにM.Nは現在研修に参加し、これまで経験していない宅急便業務を基礎から学びなおしている。「ヤマト運輸が展開する事業全体を横断的に理解している人は決して多くないと思っています。ロジスティクスで培ったスキルを個人向け物流に、個人向け物流で培った宅急便の知識をロジスティクスに展開することで、よりお客さまのニーズに細かく対応できるのではないかと考えています。私も会社もまだまだ成長段階です。自分の成長を会社の成長に繋げられるように、しっかりと研修に臨みます」と、M.Nはこれからの意気込みを語ってくれた。

M.N

※取材内容/所属部署・役職は2022年10月当時のものです。