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PERSON

現場の品質向上、
生産性向上に向け、
「ロボティクス化」が
求められている。

ヤマト運輸(株)
市川ベース店 課長
2009年入社 法学部法律学科卒

石田 啓志

TAKASHI ISHIDA

※上記は2020年9月時点での所属部署です。

PROFILE物流業界を中心に就活を進める中で、ヤマトグループの「お客さま第一主義」「現場第一主義」という理念に感銘し、入社を決めた。入社後、長崎北支店でセンター内業務、集配などに従事。その後長崎主管支店で営業企画や業務改革の仕事を担当。2014年、九州支社でベース部門の管理を経て、2016年、本社に異動。ネットワーク戦略部でベース輸送管理を担当。2019年3月、市川ベース店の立ち上げに参加。以来、現職。

全国から集約した荷物を
仕分けするベース店。
遅れることなく間違いなく
センターに届ける。

ヤマトグループが提供する宅配サービスの第一線の仕事は、「ラストワンマイル」と呼ばれ、配送センターからお客さまへ荷物をお届けすることです。その前工程として、全国から送られてきた荷物を一時的に集約し、荷物の種類、内容や配送先などによる仕分けが必要になります。この役割を担う機能をヤマトグループでは「ベース店」と呼んでいます。私は最も新しいベース店である市川ベース店の立ち上げに参加し、現在店長を補佐する立場として、店舗のマネジメントを担当しています。
市川ベース店の担当エリアは、千葉県・市川市と、東京都・江戸川区。このエリアにある64の配送センターに向けて、日々全国から届いた荷物を仕分けし、届けています。ベース店の基本的なミッションは、お客さまから預かった荷物を、遅れることなく間違いなく、確実に配送センターに届けること。ベース店が配送センターへ荷物を届けるという関係から、我々のお客さまは配送センターであり、どうすれば配送センターに満足してもらえるかを試行錯誤しながら実行しています。言うまでもなく、配送センターの満足と円滑な稼働が、お客さまの満足へとつながってくるのです。

求められた仕分けに
おける高い品質。
ヒューマンエラー多発
という大きな課題。

市川ベース店は、オープン直後から大きな課題に突き当たりました。それは品質確保の問題です。ベース店における品質確保とは、正確な仕分けと時間厳守を徹底することです。仕分けと時間は表裏一体の関係にあります。仕分けに過ちが生じると、それを是正するために時間と手間が取られ、結果として、遅配、あるいは誤配などが生じ、お客さまの約束の時間に荷物を届けられない事態になりかねません。
仕分けの過ちの主な要因はヒューマンエラーです。ヒューマンエラーを各ベース店で減らすためのする取り組みが進められており、市川ベース店では他店に先駆けて、最新のオートメーションを導入しました。しかし荷物の形状などによっては機械に頼ることができず、どうしても人が仕分ける部分があります。その際にヒューマンエラーが発生し、オープン当時は全国のベース店の中でのワーストレベルの状況でした。原因は明確で、作業者に日本語の理解が浅い外国人の方が多く、作業の流れと段取りがしっかりと理解できていなかったこと。いかにしてヒューマンエラーをなくすかが、市川ベース店の大きな課題であり、私にとって喫緊の解決すべきテーマとなったのです。

外国人労働者を根気よく
指導する取り組み。
品質改善の手応えの中に
あるやりがい。

日本語に不慣れな外国人に対して、作業の流れと段取りを正確に理解してもらい、荷物を色毎や記号毎にするなど、仕分けしやすい工夫を随所に施しました。またデータ分析から、エラーを起こした人を特定し通訳を介してヒアリングし、根気よく重点的に教育するなど、ヒューマンエラーを減らすために努めました。外国人の中でも日本語に堪能で作業を理解している人をリーダーに据え、コミュニケーションの円滑化も図りました。
そうした取り組みで、オープン時に比べて品質は大きく改善しつつあります。その中にやりがいの実感もあります。ヒューマンエラーによる品質悪化の防止のためには、モチベーションを保てる職場環境の改善に加えて、ロボティクス化による省人化は不可欠です。市川ベース店はオートメーション化が進んでいますが、それでも自動化は仕分けオペレーション全体の60%程度。ロボティクスは品質確保のみならず生産性向上にも有効です。省人化に向けたソリューションとして、現場からロボティクス化の必要性の声を上げていきたいと考えています。